羅漢様の謎を追え!(※全然しっくりこないAIタイトルアシスト)

お出かけ日和のGW。

 

 

なんかお地蔵さんがめっちゃいっぱいいるすんごいお寺見つけたから行こうぜー!というヤカラの提案で、徳島県雲辺寺に行ってきました。

「まじでお地蔵さんすごいけんー!」

「今日は天気いいけど、霧かかっとる時のお地蔵さんなんて俺震えあがったしー!」

とはしゃぐヤカラ。

 

確かに、無数の石像が並ぶ様は壮観…

 

でも…

 

これって…  (うわなんかすごいこっち見てくる人いるんですけど)

 

 

地蔵なの?

 

 

「え?違うの?」とヤカラ。

いや私も地蔵の定義をよくわかってないけど、ちょっと想像してたんと違ってたというか、お地蔵様の形状ってもっとこう、昔「かさこじぞう」で見たイメージ?やわらかい無表情の直立不動というか…こんなおっさんおっさんしてましたっけ?っていうか…

 
 
 
 
じぞう
【地蔵】
 
  1. 地蔵菩薩(ぼさつ)」の略。釈迦(しゃか)の死後、仏がいなくなったこの世界の衆生(しゅじょう)を、弥勒(みろく)仏が出現するまでの間、教化(きょうけ)・救済する菩薩。
     「―の顔も三度」

 

ですって。(Googleに聞いてもよくわからない。)

 

境内を取り囲むように並ぶ無数の像は、五百羅漢像、というらしい。

「この人たち(羅漢)、釈迦の弟子らしいよ。悟りを開いた聖者で、庶民から尊敬を集める存在です、だって。」

「へえー」

 

 

悟りを開いた…

 

聖者…

 

庶民から尊敬を集める……

 

 

 

 

尊敬を、集める……  (?

 

「なんとなくセクハラみたいなんもいるけどな」

「まあ彼らはこんなご時世を生きてなかったからね…」

「あっちに武藤敬司(似の像)いなかった?」

「いたねw」

チャンス大城もいる」

「どんだけ見つけるのwろくでなしBLUESの謎ポーズやってる人なら私も見つけたけど」

「俺ろくでなしBLUES読んだことない」

「え、嘘!ヤンキーだったくせに!?」

「マンガって、字読むのしんどいもん。湘爆なら江口洋介のやつで見た」

「あー、そっちは知らん」

「こいつも誰かに似とるんよね…誰だっけ、ここまで出かかってるんだけど…」

「羅漢様をこいつって言うな」

 

悟りを開いた人って達観してもっと慈悲深い無表情になるもんかと思い込んでいたのだけれど(皇族の方々の笑顔みたいな…)、こんな俗っぽい良い顔できるんだなっていうのは発見でした。あと悟ったってわりに脂肪過多みたいな腹しとんな…という感想もきっと、「悟り」というものに対する素人の身勝手な思い込みなのでしょう。

 

さらに順路を進むと、山頂公園があります。

 

 

天空のブランコ

 

天空のキリン

80kgまで大丈夫ですって。(いや、そんな目で見られたらよう乗らんわ…)

 

天空の絵画

 

 

★★

 

 

県境ではしゃぐあるある



 

←こっちが北なのかな

 

写真で一言(IPPONグランプリ

 

理想の聖人ちゃんといた

 

見応えたっぷりの雲辺寺の後は、香川でうどん食べて道の駅でアイス食べて大満足で帰宅しました。

 

けれど家に帰ってから五百羅漢像についてもうちょっとだけちゃんと見てみると、喜怒哀楽様々なユニークな表情を見せてくれる無数の像の中には、必ず自分に似た像がいると言われているそうです。どおりで芸能人いっぱいいたはずだわー。もっとちゃんと探せばよかったわー。

大人になった今では「自分探し」だなんてだせぇことは考えなくなったけれど、それでももう一人の私と対面してみたくなった時、あるいは懐かしい誰かに会いたくなった時、あと霧がかかってお寺の神秘度マシマシな日、また近いうちに羅漢様を訪ねてみたいなと思ったのでした。