書を捨てよ、海へ出よう

お題「一番印象に残っているデート」

 

 

塗料販売店で働いています。

顧客の内訳は、大企業5%、中小企業80%、ヤカラ15%です(私調べ)。

 

しがない事務員さんの私は、大企業の男性とはメール・FAX・電話のやりとりのみで直接出会うチャンスがないのですが、ヤカラの皆さまはよく事務所に来ます。中には塗料の引き取りついでに普通に1時間近く喋っていったりとかする人もいます。話す内容といえば「給料どんくらい貰ってんの?」「ボーナスは?」「何で離婚したの?」「暴力?借金?」「いまは彼氏いるの?」「何歳になった?」「一人暮らしのアパートの家賃は?」とデリカシーが微塵もなくてめんどくせぇのですが、うちの会社の売上比率は、大企業50%、中小企業20%、ヤカラ30%(私調べ)なので、ヤカラの皆さまはぞんざいに扱うことは許されない大切なお客様です。

 

ある日、「うちのワカイシ(若い衆)が今からラッカーシンナーとりに行くけん」とヤカラ鉄工所の人から電話がありました。

しばらくしてやってきたワカイシはシンナーを持って一度は帰ったのだけれど、すぐ引き返してきて、「ねえこれってセンテイトリョウにも使える?」と言いました。

「センテイトリョウ(船底塗料)…船に塗るんですか?」

「そう。俺本職は漁師なの。ここにはたまにバイトに来てるだけで。」

「うーん。船底塗料は塩ゴム系じゃないですかね(知らんけど)。ラッカーシンナーじゃダメかもです(知らんけど)。今使われてる塗料が何かわかれば専用シンナーお調べしますよ。」

「ふーん、シンナーも色々あるんやね。じゃあペンキ何か見とくわ。電話番号教えてくれる?」

「あ、はい、0000-00-00…」

「じゃなくておねーさんの番号」

「は?」

「おねーさんかわいいね、ご飯行こや」

「いえ、けっこうです」

「え、なんで?行こや、番号教えて」

「いえ、けっこうです」

「じゃあ俺の番号教えるし控えて?」

「いえ、かけませんしけっこうです」

「えーからほら、メモメモ!おねーさんがメモするまでこれ終わらんよ?」

「080-0000-0000、絶対かけてきてよ!指切りね!」

出された小指をぐいぐい押し戻すと、彼は「絶対よー!」と言いながら帰っていきました。メモはそのままゴミ箱に捨てました。

 

世の中には、こんな風に初対面の人間とコミュニケーションをとる人種がいるのだなあと感心しました。

その時の私といえば、眼鏡にすっぴんでマスクで頭ぼさぼさで(入社3年目あたりから会社に化粧をしていくことを自己判断で止めた)、なんなら眼鏡のレンズなんてちょっと皮脂もついてたし、かわいい要素なんて皆無だったのです。

私はああいう感じの人が苦手だし、むしろあっちこそ私みたいなんを相手にしないだろう。からかわれただけだ。

けれどその当時の私は人生があまり上手く回っていなくて、いろんなものを失ったばかりで、だからチャラいワカイシの軽薄な誘いを真に受け本当にその日の夜に連絡しちゃいそうな自分が想像できてしまって(いやしないけど!)、その孤独な妄想に身震いしました。

 

その後も、ワカイシから何度か会社に連絡がかかってきました。

そして「押しに弱い」「意外にビッチ」と評判の私は、結局彼とお好み焼きを食べに行くことになりました。

 

自宅まで迎えに来てくれるという申し出は断固拒否し、私のアパートのすぐ近くのすき家で待ち合わせをしました。

最近紺色のワンピースを買ったばかりだったけれど、ちょっと考えて、くたびれたボーダーシャツとジーパンにしました。そして母からもらった地味な色のジャケットを羽織りました。そのくせしっかり化粧はして、コンタクトも装着しました。やることが中途半端。一体どう見られたいんだ。

ずるいやり方ではあるけれど、嫌われないように、かつ好かれないようにしよう、と思っていました。

つまらなさそうにしたり嫌な態度をとったり、相手に不快感を与えることはしない。けれどいい子だなとか、かわいいなとかも思われないように。最低限きちんと振る舞った上で、「あ、こいつなんか違うわ、ないわ、もういいや」と気づいていただければベストだなと。私は、老若ヤカラ男女、近寄ってくる人を自分から拒絶するのが苦手です。拒絶するよりされた方がよっぽどいい。その方が消耗しなくてすむ。

 

すき家までとぼとぼと歩きながら、ふと、思いました。

―――どんな車で来るんだろう…。

すんごいヤンキー仕様だったらどうしよう、漁師さんだからひょっとしたら軽トラだったりして…へんなヤンキー車よりは軽トラがいいけどリクライニングないのはキツいな…(極度の車酔い)

ていうか、どんな顔だったかももう覚えてないや…(極力見ないようにしてたし…

怖い人だったらどうしよう…

 

すき家の駐車場には、ごく普通のキューブが止まっていました。

そしてその横に、まあまあのヤカラが立っていました。

スカジャン(ていうの?なんかてらてらしたやつ)にジーパンの、ちんぴらみたいな人が立っていました。
この人ではない可能性もまだ捨てきれない、と思って、めっちゃ手ぇ振ってきてるんだけど無視してキョロキョロしてたら、「俺!俺だって!ここ!」と言われたので観念しました。

車に乗ってシートベルトを締めようとすると

「締めなくていいよ?どうせ暗くてわからんし、捕まることないから」

と言われました。

あ?

おまえ何言ってんの?

「私そういうこと言う人ほんと無理です。私は今までずーーーーっとルールに従って生きてきたんです。万一にも警察に捕まって罰金とか減点とかなるのほんと嫌なんです。人生に波風立てたくないから私は今までも今もこれからもずっと社会のルールを守るし、シートベルトを締め続けます。」

一気に捲し立てると、

「あ、そーなん?ゆーちゃんがそうしたいなら俺もそうする。これからは絶対シートベルトするから。約束ね。」

と返ってきました。

ゆ、ゆーちゃん…?

「は、はあ…」

調子狂うな。たぶん、相手がこの人じゃなかったら私はたかだかシートベルトひとつで(←コラ)こんなめんどくさい言い方はしなかったのです。生きてきた人生がまるで違う人間なんだぞ、とアピールしたかっただけなのです。いやシートベルトは絶対しますけど。

 

お好み焼き店でヤカラはミックス焼きを、私は「人気№3」の文字につられて、お好み焼きに納豆をぶっかけた納豆焼きというものを注文しました。

納豆の主張が強い。納豆の味しかしねぇの。

ヤカラも一口食べて「ふっ」て笑っていました。

納豆は白ご飯の上でこそ輝く、とその時確信しました。そういや大学生の頃広島で食べた「餃子お好み焼き」も不味かったな…お好み焼きで冒険してもろくなことないな…
一向に箸が進まない様子を見かねたのか

「ゆーちゃんこっちの普通のやつ食べなよ、俺実は納豆めっちゃ好きなんよね、そっちちょうだい」と、ヤカラ。

男の人に優しくされたのどれくらいぶりだろう…(じーん、そしてミックス美味しい)

食べていると、目を細めて真っ直ぐこっちを見てくるヤカラ。

「会社と全然違うやー、かわいいやー、タイプだわー」
「いや大概の女子は私よりかわいいです。私は中の下です(贔屓目で)。おまえさてはよっぽど女子に免疫ないやろ。男子校出身ですか?」

「俺男子校ちゃうよ、M高」

 

M高。

あー、はいはい、やっぱりかー

あの、いじめっこといじめられっこしかいない(偏見)、いまでこそ偏差値だいぶ底上げされたらしいものの当時は卒業式にパトカーが正門で待機してた(事実)、あの。

「やっぱり、ヤンキーだったんですか?」

「え、そんなことないよー。ただ、あの学校はほら、特に男子は多少かっこつけてないとやっていけないとこだったから、ちょっとだけかっこつけてたくらい。つっても俺1年の冬に高校辞めちゃったから…」

「ええっ!?辞めた!?なんで!?」

「いや別に俺は辞めたかったわけじゃないけど、誰だっけ、担任と学年主任と生活指導?なんかそんなのが3人うちに来て、退学してくださいってお願いされちゃって。そんで母親がブチギレて、おーおー!辞めさしたらああ!つって。俺はどっちでもよかったんだけど。」

「……。」

あの、当時やんちゃな子たちだらけのM高で、先生に退学してくれって言われたの?まだ1年生半ばで?何やったらそうなったの?ていうかお母さんもひょっとしてヤカラなの?お父さんは?一家でヤカラなの?

「俺はなんもしてないよー。だって覚えてないもん。覚えてないってことは、たぶん何もやってないんだと思う。」

「あ、でも俺3回停学になったんだけど(え、1年の冬までで?)、そのうちの1回だけはちょっと記憶ある。その日はお気に入りのかっこいいシャツ着ててね、なのに担任が俺の胸ぐら掴んだんよ(胸ぐら掴まれるまでの過程を省くな)。チョークまみれの手でよ?ありえんでしょ?お気に入りが汚れるでしょ?それで俺もおおん!?てなって、まあ今でいう壁ドンよね。壁ドンっつーか、黒板だから黒ドン?」

なんだろう、

ちょっと私とは生きてる世界線が違い過ぎて眩暈…

 

このヤカラは私の2つ年下で、小学生から(高校中退するまで)ずっと野球をやっていたそうで、M高に行った野球部の同級生の名前を出して知っているか聞いてみました。(共通の話題なんて他になんにも思い浮かばない)

「あー、知っとるよ。小学校のボーイズリーグの頃から一緒だった。あいつ、〇〇連合(暴走族)の総長やってたよ」

「………そっか。(あの子が暴走族に入ったって噂は本当だったんだ。中学生の頃はちょっとヤンチャ、程度だったのにな)」

「今は工場の守衛やってるよ」

「へえ、私あの子に小1の頃いじめられてた(笑)」

「ああ!?俺今から行ってぶち殺してこようか!?」

「いえ、けっこうです」

「ていうか、ひょっとして、あなたも(元)暴走族仲間、だったり…しま す?」

「まさか。ヤメテ。あんな集団じゃないと何もできんジャクイ(弱い)奴らと一緒にせんで。俺ああいうの軽蔑してるから。そういや高校の頃、あいつに襲われたことある。3年が1年をシメる、ていう野球部の伝統行事があってね、部室真っ暗にして、3年が1年に襲い掛かってくるの。殴る蹴るの暴行。1年は絶対歯向かっちゃダメなんだって。でも真っ暗で顔バレないなら普通に反撃するでしょ?他の1年はバカばっかだからみんなやられてボロボロだったけど、俺だけ戦って無傷よー(得意気)!ていうかあれ、実際は3年同士でもやりあってたから。見えないんだもん。ほんとバカ学校よねー(笑)」

彼は3年生にはなれなかったので、襲われ損だったことが心残りなのだそうです。

(※大昔の話なうえに真偽も不明なので、こんな時代だけど大目に見てやって)

 

食事を終え、店を出たヤカラの運転があきらかに私の家の方角ではなかったので「どこに向かってます?」と怯えながら聞くと、「船見に行く」と言われました。「俺の船めっちゃかっこいいから見せてあげる」とのこと。

けれど船といえば巨大な旅客船しかイメージできない私に漁船のかっこよさはよくわかりませんでした。

彼は、16歳で高校を辞めて、ガソリンスタンドとかのバイトを経て父親の鉄工所の仕事を手伝うようになり、けれど釣り好きが高じて漁師になったのだそうです。伝手もなくいきなり近所の漁業組合を訪ねて、最初は追い返されたのだとか。

「まだ漁師じゃなかった頃にね、夜中〇〇化学の塀超えて敷地内の海で釣りやってたの」

「え、そんなんできるんですか?」

「だめに決まってるでしょ。守衛のおっさんが見回りにきたら隠れて、でも見つかって捕まって、いっつも正門まで強制送還。そんで俺ら守衛さんに「送ってくれてありがとー」ってお礼言って帰るの。酷い奴なんて、隠れてんのに見回りにきた守衛さんの顔を懐中電灯で照らすんよ。脳みそイカレてるから。で「逃げろー!」つってみんなで逃げ回るんだけど、あんまり調子に乗ってると本当に警察に通報されるから(笑)」

あの頃は楽しかったなー、と呟く。

 

実際彼は10代の頃、何度か警察に捕まっているそうです。

「17歳だったかな、18にまだなってないくらいだったと思う。今までそんなの一度もなかったのに、その日は少年課がいっぱいだからって、刑事課の取調室に連れていかれたんよ。留置所通って行くんだけど、見るからにやばいやつが中に入ってて、うわぁ、てなった。その時刑事におまえもこのままだったらああなるぞ、みたいなこと言われて。あれわざとなんじゃないかって思うんよねー。俺にあれ見せるために、わざと刑事課連れてったんじゃないかなーって。だって少年課がいっぱいなんてことあるぅ?」

 

「なんてことあるぅ?」と言われても、私にはわからない。地域の少年課の混雑具合なんて、想像もつきません。

そもそも「留置所」と「拘置所」の区分があることも知らなかったし(一括りで「牢屋」だと認識している)、私たちの市の警察署には拘置所がないことも、少年課が3階で刑事課は2階なことも、知る機会も必要もない。

なにはともあれ彼が警察署に連行されたのはその時が最後らしく(たまたま捕まらなっただけなのかもしらんが)、刑事さんの機転(かもしれないし、そうじゃないかもしれない行動)に何かを感じ取った若き日のヤカラ、なんかちょっといい話だな、と思ったのでした。わけあるか。しっかりしろ。

 

「でも生まれ変わったら今度こそちゃんと勉強したいと思う」と彼は言っていました。

漁師の仕事は好きだけれど、たくさんの選択肢の中から選べたわけじゃない、自分にできることが他に何もなかっただけなのだ、と、

(逆に大抵の人は「できること」の選択肢に漁師が含まれないけどなと思いつつ)勉強ならわざわざ生まれ変わらなくても今からだってできるよ、と指摘したけれど、今回の人生ではもういいそうです。

 

意外にも楽しい時間でした。

私とはあまりにも何もかもがかけ離れすぎて、新鮮だったのだと思います。

私がもしも20代前半とか、学生とか、まだまだやり直しがきく年齢なら、この人とちょっとくらいつきあってみるのもいいのかもしれない(いやよくないでしょ)。

でもさすがにもういい大人だし…この子家に連れてったら多分両親がアレだし…ていうか私そこそこの学歴(高卒以上)の人が好みだし…やっぱ、ねえな、と強く心に思ったのでした。

 

 

 

 

の、はずだったのに、あれから9年ちょいが経過した現在、なんかあのヤカラ、まだいる。

カニとかイカとかサワラとかスズキとかイリコとか持ってやって来ます。

そして漁師なのに魚嫌いの彼は「これが絶品なんよー、俺は食ったことないけど。」とイカを醤油で焼いただけの料理を振る舞ってくれたり、「貝持ってきた。水炊きに入れたら超美味いよ。でも俺の鍋とは絶対分けてね、魚臭くなって他のもんまで食えんなるから。」と言ったりします。なんというダブルスタンダード

 

いくつか答え合わせもできました。

まず私に声をかけてきた当時は「性別が女の店員(20歳以上、年齢上限なし)には連絡先を聞くのがマナーって上の人に教わってた」のだそうです。いや上の人って何。

キューブはお母さんの車でした。

それからお好み焼きの納豆とミックスを交換してくれた件、普通にシーフードミックスより納豆の方がマシと思って交換してくれただけでした(※魚嫌い)。豚とか牛とかの肉のミックスだと思い込んで注文したら魚介だったらしい。そんなバカな…

そういえば、約束を守って(?)シートベルトもいつもちゃんと締めています。(まあ最近の車はシートベルトしないとピーピーうるさいしね…)

 

「ゆーちゃんは次が見つかるまでのつなぎだから」とヤカラは言います。

「それはいいんやけど、次が見つかってもガソリン入れる時だけは連絡するから、よろしくね」とセルフのガソリンスタンドが苦手過ぎて毎回彼に給油してもらっている私は言います。

「俺も、無線の更新とか、もろもろの書類作成とかは頼むよ!連絡無視したら実家に押し掛けるよ!」(恐怖)

 

ヤカラは、全然笑えないレベルで文字の読み書きができません。

葱ラーメンを食べたかったけど「葱」が読めなかったから注文できなかったとか(そんなもんどうにでもなるやろ)

カタカナの「ス・ヌ・ヲ」のどれかの文字を背中に書いてどの文字か当てるというボケ防止のゲームをテレビ番組で見てやろうと言ったら、「ぬ!?カタカナに「ぬ」なんてあるの!?」と言われたり(つまづくならせめてヲじゃない?)

彼のLINEに誰かから「I  LOVE YOU」のスタンプが届いたときも「うわなんか英語きた。なんて書いてあるの?」と聞かれたり。

 

私は、言葉が人々の暮らしを豊かにすると信じています。

そして思考が人を自由にするとも思っています。

だから本をいっぱい読みなさいって昔学校の先生も言ってたし…

でも…

これほど文字が読めなくても何も考えていなくても、案外支障なく暮らせるもんなんだな、と彼を目の当たりにして知りました。

会社の人間関係のしがらみもなく、仕事を趣味のように楽しんで(彼に言わせればパチンコなんかより漁に出る方がよっぽどギャンブルの刺激が強いのだそうです)、DIYで庭にでっかい倉庫を建てて友達とバーベキューをして、冬は自作の廃油ストーブを倉庫に設置してそこで網を縫う。突然「明日富士山を見に行く」と言って一週間のドライブ旅に出たこともあった。

やりたい時にやりたいことをやって生きている彼は、少なくとも私よりは豊かで自由に見えます。

 

ある日通販で購入した組立式のラックが自宅に届き、まずは説明書をじっくり読み込もうとする私。に対し、「こんなもんオンタとメンタくっつけるだけなんだから(原文ママ)、パターンは決まっとんよ」と、さっさと組み立て始めるヤカラ。けれど一か所接続部分を間違っていて、「ほら説明書に書いてるやん」と指摘すると、「わーなにこのヒッカケ問題、むかつくわー」と文句を言いながら、「ゆーちゃんと俺は2人合わせてやっと1じゃない?頭脳はそっちに任せるんで、身体使うのは俺に任せて」と言われ、なるほどと思いました。

私が普通にこなすこと(文字の読み書き/PCの基本入力/飲食店の予約)は彼は何一つできないし、彼が普通にこなすこと(ガソリン給油/溶接/焼き肉店でホルモンを焼く)は私にはできません。

 

でも前にドライブに出かけて目的地が見つからなくて、道を走りながら「さっきの看板なんて書いてあった!?」てなった時に

文字が見えるけれど頭が悪いから読めないヤカラと

文字は読めるけれど目が悪いから見えない私で

2人を足しても全然1にならねえwって思いました。